政治(第45話):参議院選挙、有権者に希む

   今日のブログで言いたいことは、『選挙では「どの政党がいいか」や「他の政権に比べて」ではなく「今の政権そのものが是か非か」という選択をして欲しい』ことです。これは6月28日の毎日新聞・論点において、郷原信郎弁護士(東京地検特捜部・元検事、名城大教授、関西大客員教授)が述べたことです。郷原氏は「政権基盤が揺らぐことは一時的にはマイナスかもしれない。しかし、非常識で不誠実な政治が続く方が、この国の将来に遙かに深刻な影響を与える」と述べられています。そして、「今の政権では、上が言うことがいかに理不尽で嘘や強弁であっても、皆が従う。生殺与奪の権を握られた官僚(人事を官邸がすべて握っていることを意味すると筆者は解釈)、与党議員が長いものに巻かれているからだろう」、「現状を変えるには、選挙で国民が意思表示をするしかないだろう」とも。
   これは、「不都合な真実」に背を向ける政権与党の姿勢に対して、その振る舞いの背景と危険性を考える『論点』のテーマで語られたものです。私は郷原氏の意見に全く同感です。個人の場合でも、信頼する友人に不都合なことを指摘されるのが一番のショックだと推察します。その意味で、自民党支持者の方が「今の自民党は少しおかしいよ」という意思表示をされるのを期待しています。そうでなければ「何をしても国民は支持してくれる」と勘違いされます。特に若者には失望を与えたくありません。「政治家がおかしいことをしたら、国民はよく見ていて正しい判断を選挙ではしてくれるんだ」という信頼が醸成されるなら、将来の日本に希望が持てます。
   私が安倍首相に特に強い不信感を持ち始めたのは伊勢志摩サミット(2016年5月)の時からです(参照:原理・原則(第30話):諺(8)、理屈と膏薬(2))。というのは、自分の政治目的のためにはG7のリーダーに対してさえも彼らが納得しがたい見解を安倍首相は臆面もなく開陳したからです。つまり、安倍首相の辞書には恥という言葉がないのです。
   それ以後安倍首相の発言には注目していましたが、国会だけでなく至るところで自分に都合のよい部分だけを切り取って発言をし続けています。自分の考えを一般市民に漏らすのにトランプ大統領の手法を使うことがありますが、そちらの弊害はまだ軽微だと思われます。とにかく、こんなにお粗末な首相は過去には経験ないと想います。
   読者の皆さんには、「安倍首相が反省する機会となる選挙」にして頂きたく思います。
0

この記事へのコメント