健康(第41話):PM2.5はタバコの煙の仲間?!

   タバコは植物の葉から造られるので、主な素材は有機化合物である。煙を味わうということは、有機物の揮発性成分と不完全燃焼の化合物との混合物を味わうことである【参考:有機物が完全燃焼すると二酸化炭素(炭酸ガス)と水になる】。
   PM2.5が有機物の不完全燃焼の結果生じる物質であるならば、雑な言い方をすればPM2.5はタバコの煙の仲間といえる。違いは不完全燃焼の度合いの差である。ということは、PM2.5にも強い発癌性の物質ベンツピレンが含まれることが推察される。よって、今日はその視点からPM2.5を取り上げる。
   私は中国からのPM2.5飛来が問題(2013年春)となってからPM2.5に注視するようになった。それまではジーゼルエンジンの黒煙だけに神経を使っていた。
   私は、2013年春以来、このブログでも紹介したWeb情報にほぼ毎日アクセスをしてPM2.5状況を観察しています。そこで気づいたのが、「中国でのPM2.5状況が悪そうでないときでも、日本のある地域ではPM2.5濃度が異常に大きな値を示すことがある」ことです。考えられることの一つは、私が見ているネット情報が中国のPM2.5情報を正確に反映していない可能性もありえますが、それを否定する客観的情報もあります。というのは、もし中国起源なのであれば、広い地域一帯が高濃度を示すはずですが、ごく限られた地域だけが高濃度を示すことがあるからです。
   私がゆきついた結論は、車の往来が激しい道路でのPM2.5の濃度は大きくなり、観測平均値が日本の環境基準値(35μg)を遙かに超えることがあることです(100を超えることがある)。1時間の平均値で環境基準値を超えた場所を調べてみると、観測地点が産業道路の近くにあることが推察されます。緑豊かな田舎でも国道に近い観測地点では環境基準値を一時的に超えるので驚かされます。勿論、そのようなところでの一日の平均値は環境基準以下となります。因みに、雨で空気中の汚染物が流されないときには、PM2.5の値は10~20が普通の値のようです(単位はμg)。
   
   調査は不十分ですが、このブログを書くにあたって調べたPM2.5情報を少し紹介します(Wikipedia)。
   2013年度環境省調べ(宅地)では、①硫酸イオン30% ②すすや黒煙17% ③アンモニアイオン13% ④硝酸塩など7% ⑤硝酸イオン7% ⑥マグネシウムイオンなど2% ⑦塩素イオン 1%  、とあります。
   ベンツピレンは②に関係した物質ですが、②の成分の詳細は記述がないので分かりません。他のWeb情報に多環式化合物が少量含まれるというデータ記事があったので、PM2.5にもベンツピレンが含まれていることは十分あり得ると推察します。私の化学常識では必ず含まれていると考えます(参考:ベンツピレンは多環式化合物の一つ)。
   ④と⑤は水に溶けると実質的に同じです。硝酸塩で水に不溶性のものはないと考えてもよいからです。硝酸イオンは亜硝酸イオンと平衡関係(お互いに行き来できる)にあります。亜硝酸塩はウィンナーに色づけする例の物質です。食べ物にも使える安心物質だとは考えないで下さい。
   
   日本全国で日常的にこのような空気を吸入しているのですから、がん患者の中では肺がんの死亡率が一番高いのが理解できる気がします。勿論、厳密に言えば、病気になってもそれを治癒させる医学の力の問題ですが。もっと厳密に言えば、一度壊されたシステム(体)を完全に元の状態に戻せるか、という問題です。熱力学の知識のある人は、最後の表現にも納得しないと思います。が、ここでは終わりとします。

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